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気づき・反省

サポートしていただくということ

(私のメルマガ お気楽障害者 113号より抜粋)

 新竹から帰りの新幹線に乗ろうと改札を通ったら、
 ここでも女性の駅員さんが近づいてきて、
 コンコースへのエレベーターに誘導してくれました。
 中国語でどうやら「大丈夫ですか?」と聞いてくれている様子。

 「大丈夫です。大丈夫です。」と身振り手振り交えながら
 コンコースに着くと
 「ちょっと待っててください」(←のような中国語ね)
 と誰かを呼びに行きました。

 すると別の女性の駅員さんを連れて再登場。
 その人は英語ができるようでした。
 「お手伝いすることはありませんか?」(←のような英語ね)


 とっさに

 「ノーサポート・オーケー」

 と、無茶な英語を発する私。続けて

 「アイ・キャン・スピーク・オンリー・ジャパニーズ・
  アンド・イングリッシュ」

 と言ってから、相手が英語ができるだけに

 「イングリッシュはア・リトル。ア・リトル・イングリッシュね」

 と慌ててつけ加える私。
 慌てると日本語が混じります。典型的初心者。


 2人が「ノーサポート・オーケー」「ノーサポート・オーケー」
 繰り返して、単語の意味を噛みしめています。

 そんなに繰り替えさんといて。
 なんか、すっごく恥ずかしいんですけど。
 そんなにおかしなこと言いました?私。

 すると1人がまた立ち去って別の人を呼びに行ったようです。
 なんか、大ごとになってきたぞー。

 もう1人駅員さん登場。またもやきれいな女性です。
 制服をピシッと着こなした3人の女性駅員に囲まれた
 背の低いカジュアルな日本人男性1人。

 絵を想像してください。
 なかなかないですよ、こんなシチュエーション。

 すると最後に現れた人が私を見て
 「ダイジョウブ デスカ?」(←日本語で)
 「ワタシ ニホンゴ デキマス」

 私は思わず叫びました。
 「オー!!」(←日本語がわかる人がいたという安心感)
 えっと、この「オー!!」は体験した者でしか出せないと思います。
 とても発音がよかったことでしょう。

 英語がちょっと上達した気分。

 さて、やっと真打ちがお出ましです。
 ま、おかげで台湾美人と3人も話せてラッキーでした。
 実はもう1人、フランス語あたり喋れる女性が最後の隠し球として
 控えているんじゃないの?と勘ぐったりして。

 その真打ちに、乗車の際にはサポートはいりませんということ、
 日本でも独りでバンバン移動しているということ
を伝えました。
 どうやら理解してもらえたようです。

 しかし、もう1階上のホームにエレベーターで移動するときも
 彼女は一緒についてきてくれました。
 ありがたかったです。
 その際に彼女が発した言葉が心に響きました。

 「でも、みんな心配してますから」

 ハッとしました。

 そうか、私が動くとみんな心配するんだ。
 3人の駅員さんは職務上ということもあれど、
 心配して来てくれたのだ。

 そらそうやな。今にも倒れそうに歩いてるもんな。
 それも結構なスピードで。
 危なっかしく思われるのも当然。

 忘れていたわけではないけれど、
 あらためて周りの人たちの思いに気づかされたというか。
 過度に心配しなくて済むように
 もっと相手の身になって考えなければ。

 「ノーサポート・オーケー」
 ということをもっと早めに明確に伝えていれば、
 3人も出てくることはなかったはずです。
 言葉の選択に考える余地ありですけど。

 人が心配するようなことをするな、という意見もあるでしょう。
 もちろんそういうケースもありますが、
 日常生活を送る上で安全策ばかりをとっていると、
 その枠内での人間にしかなれません。

 誰でも初めは初心者。
 心配をかけながらも、前に進んでいくわけです。
 障害者であるがゆえに心配の度合も大きいでしょう。
 でも行動して、実績を作って、認めてもらって、
 この繰り返しでゆっくりゆっくり範囲を広げていく...。

 壁があまりに大きすぎて断念することもあります。
 私も数え切れないくらいあります。
 でもそれはトライしてみて初めてわかること。
 試行錯誤の末にできるようになったこともたくさんあります。

 「流れに乗る」のも好きですが「工夫する」のも私のモットーです。


 これからも行動・心配・工夫・実績のバランスをうまくとって
 いろいろやっていきたいと、
 旅行から帰って落ち着いた今、思っています。


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